二乗の空論

気になったことをつらつらと書きます。不定期。

うな次郎 vs うなぎ風味蒲焼 ~ディストピア頂上決戦~

土用の丑の日が近づくにつれて、この時期どこのスーパーへ行っても

うなぎのセールをやっているのを見かけます。

 

ただ残念なことに、蒲焼きに使われているニホンウナギは絶滅危惧種の指定を受けています。
www.sankei.com

 

ニホンウナギは2014年に国際自然保護連合(IUCN)により、2014年から絶滅危惧種(EN)の指定を受けてはいます。

今年になって改めて騒がれているのは、ニホンウナギの輸入元でもある台湾でこういったことがあったからなのですね。

 

絶滅しかけのウナギを食べるのも忍びないので、本日はウナギを似せて作った代用品をご紹介いたします。

 

 

代替うなぎ2種類

スーパーでみつけることが出来たのはこの2種類。

左側はSNSでも話題になっている「うな次郎」

右側は初めて見ました。ニッスイの「うなぎ風味蒲焼き」

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どちらも298円+税でした。

SNSでは代替品のうなぎはディストピアうなぎと呼ばれていますが果たしていかに・・・

ではひとつずつ見ていきましょう。

 

 

うな次郎

まずは「うな次郎」から。

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パッと見ではうなぎの蒲焼と見間違えるほどの出来栄え。

この時点でこだわりが感じられます。

 

 

 

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専用タレと山椒もついていました。

 

 

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お皿に出してみました。

ところどころに見える焦げ目や筋の入り具合にリアリティを感じます。

 

 

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裏面はうなぎの皮が再現されています。

 

 

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やわらかいので、箸でサクッと切ることができます。

切っていて驚いたのが「皮」の再現度です。

身の部分はふっくらやわらかなのですが、皮の部分は本物のように、

すこしグニグニとしていて弾力が強めに作られていました。

皮にまで手を抜かないとは・・・食べる前から驚愕です。

 

 

うな次郎の味について

・味の前に香りがすごい。パッケージから出した時に漂うウナギの香り。

 香りはほぼ100点なのではと思われます。

 甘ダレの香りだけでない、ちょっと魚っぽい「うなぎ」にしかしない

 あの香りがうまく再現されています。

・身はやわらかくて舌でつぶせるくらい。本物より少しやわらかい。

・皮の食感は箸で切ったときに感じたとおりで、弾力が強め。本物の皮の食感に近い。

・味はしょっぱめ。専用タレはかけなくても十分おいしい。

・油分はあまり感じられませんが、油っぽいのが苦手な方は逆にいいのかも。

 

総じて満足度が高い一品に仕上がっています。

 

 

ニッスイのうなぎ風味蒲焼

続いてはニッスイのうなぎ風味蒲焼です。

ニッスイは魚肉ソーセージや冷凍食品など、加工食品を幅広く取り扱う大手メーカーです。

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 パックになっています。

タレや山椒は付属していません。

 

 

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 お皿に出してみました。

うな次郎と比べて厚みが倍以上あります。

ふっくらやわらかそうな感じが伝わってきます。

 

 

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裏面は皮が再現されていました。

 

 

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 箸で切ってみました。

うな次郎と同じくやわらかいのでスッと切ることが出来ました。

皮も身と硬さを変えて再現しようとしている気概がみえます。

ただ、うな次郎の再現度には一歩及びませんでした。

  

 

ニチレイのうなぎ風味蒲焼の味について

・香りは「うなぎ!」というより「魚!」に近いです。

・身はやわらかく、ホロホロと口のなかで崩れていきます。

・皮も再現しようと頑張ってくれていますが、ちょっとやわらかいかも・・・

・味はしょっぱすぎず薄すぎず、ちょうどいい塩梅です。

・こちらも油分はあまり感じられません。

 

 

 

判定は・・・?

 個人的には「うな次郎」の方が美味しかったです。

見た目、味、香り、食感・・・すべてに死角がありませんでした。

相当こだわって作られていることなのでしょう。

おいしゅうございました。

 

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 最後は一切れずつご飯にのせてうな丼に。

 

 

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せっかくなのでタレもかけまして。

 

 

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山椒も振りまして。

 

 

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お吸い物と日本酒をつけて出来上がりです。

最後まで美味しくいただけました。

 

 

 

まとめ

うな次郎の存在を知ったのは去年だったのですが、売っているのを見つけることが出来ませんでした。

今年になって念願かない、ようやく食べることができました。

その流れで、他の代替うなぎを見つけることを出来たのは収穫でした。

うな次郎やうなぎ風味蒲焼以外にも、各社うなぎの代替品を出しているようなので、

見つけしだい食して見たいものです。

 

安定供給が見込めるほどにニホンウナギの生息数が回復するまでは、

代替品で一杯やるのも悪くないかも知れませんね。

 

【CLIP STUDIO】トレスのやり方(線画)【クリスタ】

最近、絵を描くことにハマっています。

初めはアナログでしたが、より手軽さを求めてデジタルに移行しました。

 

デジタルのお絵かきに欠かせない道具。「ペンタブ」と「ペイントソフト」。

慣れないうちは、思ったところに線が引けない。機能が使いこなせない。

みなさんも経験がありますよね。

 

そんな悩みを解決してくれるのが「トレス」です。

絵をそのままなぞるだけの簡単な練習方法ですが、

線を引く練習+基本的な機能の使い方を一気に学べる効率のよい方法です。

 

この記事では、「CLIP STUDIO(クリスタ)」を使って、トレスのやり方を

解説していきます。

 

トレスのやり方(線画)

 

1,「ファイル」→「開く」の順にクリック

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2,適当な絵を選んで「開く」をクリック

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3,画像が表示されました

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4,画面右下「不透明度」を調節して、元絵を薄くします

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6,元絵のレイヤーをロックして、上書きしないようにします

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7,ベクターレイヤーを追加

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解説:レイヤーについて

「層」のこと。作業の工程ごと(線画・色塗りなど)にレイヤーを追加すれば、

他の工程に影響を与えることなく編集することができる。

 

解説:ベクターレイヤーについて

CLIP STUDIOでよく使われるレイヤーは2つあります。

ベクターレイヤー

→線の軌道を記録するレイヤー。後で線の太さ・カーブを編集できる。

 拡大してもジャギー(ギザギザした粗いドット)が発生しない。線画向け。

 その代わり、色を塗る機能などに一部制限あり。

 

・ラスターレイヤー

→色の情報をドット単位で記録するレイヤー。

 線を引く、色を塗るといった、ペイントソフトで行えることは

 ほぼすべて可能。色塗り向け。

 その代わり、拡大するとジャギー(ギザギザした粗いドット)が発生する。

 ベクターレイヤーのように、線の太さやカーブは後で編集できません。

 

ただ絵を描くだけなら「ラスターレイヤー」だけで事足りますが、

将来のことを考えて、レイヤーの使い分けは覚えておくと便利です。

 

 

7, 元絵の上層にベクターレイヤーが追加されました

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8,なぞって描いて・・・

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9,完成です!

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10,元絵を消したいときは、画面右下の元絵レイヤー左側「目」をクリックします

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Tips:背景の市松模様の消し方

場合によっては、背景の市松模様で元絵が見えにくかったり、

線が引きづらかったりします。

市松模様を消す方法があるので、解説いたします。

 

 

1,画面右下、赤い枠の中で右クリック

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2,「新規レイヤー」→「用紙」の順にクリック

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3,白色を選んで「OK」をクリック

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4,背景の市松模様が消えました

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CLIP STUDIO買ったけど、使い方がよくわからない・・・

そんなときは、「トレス」から始めてみるのはいかがでしょう。

完成した時は達成感もあるのでオススメです。

【Enty vs Fantia】国内向けのパトロン型プラットフォーム、どちらが使いやすいのか?

パトロン型プラットフォーム」の説明については、
 
下記の前回記事をご覧ください。
 

国内の「パトロン型プラットフォーム」について

現在、国内向けにサービスを提供している
パトロン型プラットフォームは2サイトのみです。
(※2016/05/15現在。誤りがあればご指摘ください)
 
1サイト目は「Enty(エンティ)」。
 
株式会社onetopが運営しているサイトです。
 
2サイト目は「Fantia(ファンティア)」。
 
ユメノソラホールディングス株式会社が運営しています。
ユメノソラホールディングス株式会社は、
コミックとらのあなのグループ会社です。
 
過去に「Grow!(グロウ)」というサイト(※運営はGrow株式会社)が
国内向けにパトロン型プラットフォームを提供していました。
残念ながら、現在はサービスを終了しています。
 
 
 
Entyの運営元である、株式会社onetopが設立したのは2015年5月7日。
Entyのサービスが開始されたのも、同じくらいの時期だと思われます。
 
対するFantiaは、公式twitter上で2016年5月4日にサービス開始を発表。
奇しくも、Enty設立1年目を迎えるあたりでのサービス開始となりました。
 
今までは「国内向けのパトロン型プラットフォーム」と言えば
「Enty」しかなかったのですが、「Fantia」が参入してきました。
そこで、「Enty」 / 「Fantia」どちらのサービスが優れているのか、
比較してみましょう。
 
 

1,新規登録のしやすさ

「Enty」に軍配があがります。
Entyは自サイトでの新規登録の他に、twitter / facebook / googleアカウントでの
登録が可能です。
 対してFantiaは自サイトでの登録とtwitterアカウントでの登録のみです。
 

2,ログイン/ログアウトのしやすさ

圧倒的に「Fantia」が使いやすいです。
Fantiaはトップページ中央にログインボタンが配置され、次の画面で
自サイトのID/PWを入力するか、twitterアカウントでログインするかを選べます。
ログアウトも、右上にある自分が設定したアイコンをタップすると
メニューがプルダウンで開き、その中にログアウトのリンクがあります。
 
Entyはトップページのわかりやすい位置に「ログイン」ボタンを置いていないので、
使いやすさから言うと致命的です。
(※ログインはトップページ右上メニューから)
Entyのサイトにアクセスすると、ポップアップでログインを促す画面が
出てくるのですが、それを閉じてしまうとログインのリンクを探さないといけません。
スマートフォンからのアクセスだと、ポップアップが出てくるせいで
画面が表示されるのに時間がかかってしまうことがあります。
 
Entyはログアウトのリンクがかなり見つけにくい箇所にあります。
場所はマイページをいちばん下までスクロールさせ、その右側です。
そこにしかログアウトのリンクはありません。
せめてメニュー内にもログアウトリンク作っていただきたいです。
 

3,支払い方法の多さ

「Enty」はクレジットカードとpaypalの2通り。
2016/06/02 修正
「Enty」はpaypal支払いを一時停止してしまいました。
再開する予定はあるそうなのですが、未定とのこと。
代わりに、銀行振り込みに対応するようになりました。
銀行振込の場合だと、支援が自動継続にならず、都度の支払いになります。
 
「Fantia」はクレジットカードのみです。
ただ、paypalで支払いをするためにはクレジットカードが必要なので
paypalアカウントで支払えることにあまりメリットは感じられないですね。
ここは引き分けです。
 2016/06/02 修正
paypalで支払いをするためには、
「クレジットカード」「デビットカード」「銀行口座」
のいずれかがあれば可能です。
 
 

4, 手数料について

「Enty」

enty.jp

・クリエイター:
紹介人数に応じて5~10%で変動あり
→0~2人紹介:10%
→3人紹介:8%
→6人紹介:5%
5万円以下の振り込み申請だと、振込手数料200円が発生
 
・ユーザー:
支払い方法に応じて変動あり
→クレジット:クリエイターへの支援金+3.6%
paypal:クリエイターへの支援金+5%+7円
 (※2016/5/15現在)
2016/06/02 修正
→銀行振込:クリエイターへの支援金+3%+2円+振込手数料
 
 
「Fantia」
・クリエイター:10.8%+振込手数料324円
(※上記で固定。割引などはなし)
 
・ユーザー:なし。クリエイターへの支援金のみ。
 
(※2016/5/15現在)
 
クリエイターにとっては「Enty」の方がお得ですね。
ユーザーにとっては「Fantia」の方がお得です。
 

5,サイトの見やすさ/使いやすさ

2,と同じく「Fantia」の圧勝です。
サイトの見やすさ/使いやすさについては、Fantiaの母体となる
ソラノイロホールディングス株式会社が運営している「とらのあな」での
サイト作成ノウハウが生きていることが大きいですね。
とらのあなは長年、同人誌の通販サイトを運営しています。
そのノウハウが存分に生かされていると言えるでしょう。
 

6,サイト自体の盛り上がりについて

「Enty」は開始当初からじわじわとユーザー数を増やし、盛り上がりが感じられます。
Entyに登録しているクリエイターの数を数えたところ、
合計で380名いらっしゃいました。(※2016/5/15現在)
Entyの公式Twitterは積極的にEntyユーザーの作品をRTしており、
フォローしておくと様々なクリエイターの作品情報を見ることができます。
 
Fantiaに関しては、オープンして1週間くらいしか経過していないので、
盛り上がりについての言及は避けておきます。これからの発展を期待したいですね。
 
 
 
サイトの使いやすさについては、ノウハウのある「Fantia」が優勢という結果に。
ただ、参加していて「熱」を感じられるのは「Enty」の方でしょう。
それは、試行錯誤しながらも「パトロン型プラットフォーム」を運営してきた、
株式会社onetop自身の熱でもあるのかもしれません。
 
 
「Enty」を利用するか、「Fantia」を利用するか。
クリエイターがプラットフォームを選ぶ上で、当記事が判断材料になれば幸いです。

パトロン型プラットフォームとは

パトロン型プラットフォームとは

 

クラウドファウンディングと呼ばれる、新商品開発やプロジェクト達成のために

資金を集めることができるサービスがあります。

日本でも、いくつかのサイトでクラウドファウンディングを行えます。

1プロジェクトに対し、クリエイターが定めた目標額に達すると、

出資者が対価(新商品が貰えたりサービスを受けられたりする)を得られます。

 

クラウドファウンディングは基本的に、1プロジェクトにつき

1度限りの資金調達サービスです。

なので、クリエイターはクラウドファウンディングを利用して

収益を上げ「続ける」ことはできません。

(※不可能ではないが、プロジェクトを定期的に立ち上げる必要がある)

 

その問題点を解消すべく現れたのが「パトロン型プラットフォーム」です。

クラウドファウンディングのように1度限りの出資ではなく、

応援したいクリエイターへ継続的に出資ができるのです。

 

パトロン型プラットフォームは月額課金制を採用しています。

1ヶ月に~円を払えばこれだけの対価(リワード)を得られる、と提示。

それが受け入れられれば出資を集めることができます。

中には対価を特に提示せず、創作活動そのものを支えてもらうために

出資を募るクリエイターもいます。

その場合、出資者はクリエイターの可能性に出資するのでしょう。

 

出資者(ファン)が増加し、資金が継続的に得られれば、

クリエイターは創作活動に集中できます。

出資者のほうは、クリエイターを直接応援することができるので、

より深く、クリエイターと関わる機会が得られます。

 

 

クラウドファウンディングとパトロン型プラットフォームの大きな違いは、

 

  • クラウドファウンディング:物やサービスに対して出資
  • パトロン型プラットフォーム:クリエイターに対して出資

 

ですね。

 

 

 

以上が「パトロン型プラットフォーム」の説明です。

次回は日本で利用できる「パトロン型プラットフォーム」のサイトの紹介と、

その違いを説明していきます。