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二乗の空論

気になったことをつらつらと書きます。不定期。

【Enty vs Fantia】国内向けのパトロン型プラットフォーム、どちらが使いやすいのか?

パトロン型プラットフォーム」の説明については、
 
下記の前回記事をご覧ください。
 

国内の「パトロン型プラットフォーム」について

現在、国内向けにサービスを提供している
パトロン型プラットフォームは2サイトのみです。
(※2016/05/15現在。誤りがあればご指摘ください)
 
1サイト目は「Enty(エンティ)」。
 
株式会社onetopが運営しているサイトです。
 
2サイト目は「Fantia(ファンティア)」。
 
ユメノソラホールディングス株式会社が運営しています。
ユメノソラホールディングス株式会社は、
コミックとらのあなのグループ会社です。
 
過去に「Grow!(グロウ)」というサイト(※運営はGrow株式会社)が
国内向けにパトロン型プラットフォームを提供していました。
残念ながら、現在はサービスを終了しています。
 
 
 
Entyの運営元である、株式会社onetopが設立したのは2015年5月7日。
Entyのサービスが開始されたのも、同じくらいの時期だと思われます。
 
対するFantiaは、公式twitter上で2016年5月4日にサービス開始を発表。
奇しくも、Enty設立1年目を迎えるあたりでのサービス開始となりました。
 
今までは「国内向けのパトロン型プラットフォーム」と言えば
「Enty」しかなかったのですが、「Fantia」が参入してきました。
そこで、「Enty」 / 「Fantia」どちらのサービスが優れているのか、
比較してみましょう。
 
 

1,新規登録のしやすさ

「Enty」に軍配があがります。
Entyは自サイトでの新規登録の他に、twitter / facebook / googleアカウントでの
登録が可能です。
 対してFantiaは自サイトでの登録とtwitterアカウントでの登録のみです。
 

2,ログイン/ログアウトのしやすさ

圧倒的に「Fantia」が使いやすいです。
Fantiaはトップページ中央にログインボタンが配置され、次の画面で
自サイトのID/PWを入力するか、twitterアカウントでログインするかを選べます。
ログアウトも、右上にある自分が設定したアイコンをタップすると
メニューがプルダウンで開き、その中にログアウトのリンクがあります。
 
Entyはトップページのわかりやすい位置に「ログイン」ボタンを置いていないので、
使いやすさから言うと致命的です。
(※ログインはトップページ右上メニューから)
Entyのサイトにアクセスすると、ポップアップでログインを促す画面が
出てくるのですが、それを閉じてしまうとログインのリンクを探さないといけません。
スマートフォンからのアクセスだと、ポップアップが出てくるせいで
画面が表示されるのに時間がかかってしまうことがあります。
 
Entyはログアウトのリンクがかなり見つけにくい箇所にあります。
場所はマイページをいちばん下までスクロールさせ、その右側です。
そこにしかログアウトのリンクはありません。
せめてメニュー内にもログアウトリンク作っていただきたいです。
 

3,支払い方法の多さ

「Enty」はクレジットカードとpaypalの2通り。
2016/06/02 修正
「Enty」はpaypal支払いを一時停止してしまいました。
再開する予定はあるそうなのですが、未定とのこと。
代わりに、銀行振り込みに対応するようになりました。
銀行振込の場合だと、支援が自動継続にならず、都度の支払いになります。
 
「Fantia」はクレジットカードのみです。
ただ、paypalで支払いをするためにはクレジットカードが必要なので
paypalアカウントで支払えることにあまりメリットは感じられないですね。
ここは引き分けです。
 2016/06/02 修正
paypalで支払いをするためには、
「クレジットカード」「デビットカード」「銀行口座」
のいずれかがあれば可能です。
 
 

4, 手数料について

「Enty」

enty.jp

・クリエイター:
紹介人数に応じて5~10%で変動あり
→0~2人紹介:10%
→3人紹介:8%
→6人紹介:5%
5万円以下の振り込み申請だと、振込手数料200円が発生
 
・ユーザー:
支払い方法に応じて変動あり
→クレジット:クリエイターへの支援金+3.6%
paypal:クリエイターへの支援金+5%+7円
 (※2016/5/15現在)
2016/06/02 修正
→銀行振込:クリエイターへの支援金+3%+2円+振込手数料
 
 
「Fantia」
・クリエイター:10.8%+振込手数料324円
(※上記で固定。割引などはなし)
 
・ユーザー:なし。クリエイターへの支援金のみ。
 
(※2016/5/15現在)
 
クリエイターにとっては「Enty」の方がお得ですね。
ユーザーにとっては「Fantia」の方がお得です。
 

5,サイトの見やすさ/使いやすさ

2,と同じく「Fantia」の圧勝です。
サイトの見やすさ/使いやすさについては、Fantiaの母体となる
ソラノイロホールディングス株式会社が運営している「とらのあな」での
サイト作成ノウハウが生きていることが大きいですね。
とらのあなは長年、同人誌の通販サイトを運営しています。
そのノウハウが存分に生かされていると言えるでしょう。
 

6,サイト自体の盛り上がりについて

「Enty」は開始当初からじわじわとユーザー数を増やし、盛り上がりが感じられます。
Entyに登録しているクリエイターの数を数えたところ、
合計で380名いらっしゃいました。(※2016/5/15現在)
Entyの公式Twitterは積極的にEntyユーザーの作品をRTしており、
フォローしておくと様々なクリエイターの作品情報を見ることができます。
 
Fantiaに関しては、オープンして1週間くらいしか経過していないので、
盛り上がりについての言及は避けておきます。これからの発展を期待したいですね。
 
 
 
サイトの使いやすさについては、ノウハウのある「Fantia」が優勢という結果に。
ただ、参加していて「熱」を感じられるのは「Enty」の方でしょう。
それは、試行錯誤しながらも「パトロン型プラットフォーム」を運営してきた、
株式会社onetop自身の熱でもあるのかもしれません。
 
 
「Enty」を利用するか、「Fantia」を利用するか。
クリエイターがプラットフォームを選ぶ上で、当記事が判断材料になれば幸いです。